【社会】「わっしょい『百万』夏まつり」の後継名称を募集
今年で、20回目を迎えた北九州市の夏の風物詩「わっしょい百万夏まつり」が、4日、恒例の3000発の花火とともに圧巻のフィナーレを迎えた。例年、同祭りには、150万を越える人々が市内外から訪れているが、当の北九州市の人口は、985,075人(2008年7月1日現在)であり、実は、「百万」には14,925人も足りていない。そもそも、「わっしょい百万夏祭り」という名称は、1988(昭和63年)年の市制25周年を機に、実行母体を北九州青年会議所から北九州市に移管した際、「まつり北九州」という名称から変更されたもの。その「百万」には、昭和36年に初の人口「百万」を突破(1,000,016人)した政令指定都市北九州市民の堂々たる誇りがこめられていたのだろう。
だが、その後、人口曲線は緩やかな上昇カーブを描いた(昭和54年には最大の1,068,415人を記録)かと思えば、その栄華も束の間、近年の産業都市北九州としての魅力低迷や少子化のあおりを直接引き受け、平成17年にはとうとう993,525人となり、「百万」都市北九州は歴史の中の出来事となってしまった。ここ数年は、祭りの夜北九州市庁舎の各階の窓ガラスから漏れる照明によって浮かび上がる「百万」の光文字の輝きもどことなく空々しい。
そこで、九州新報は、北九州にもう一度夢と誇りを取り戻すため、来年度以降の「わっしょい百万夏祭り」の名称の変更に関する嘆願書を今年度中に市に提出する予定。嘆願書には、署名百万人分に新たな祭名を併せて提示する。
現在、嘆願書作成に伴い、一般より広く、「『百万』夏祭り」の後継名称を募集している。募集期間は2008年12月31日まで。応募作品がない場合は、「わっしょい来訪者百五十万夏祭り」一本で推薦していくこととなる。