【文化・芸能】4次元を超える日

 北九州市小倉北区で、今週末4次元を超えたものを観ることができるともっぱらの噂だ。

 今週に入り、「ゴジゲンを観る」「ゴジゲンが来る」「エスタでゴジゲンがある」と口にする人々が急増。事の真相を確かめるべく、「ゴジゲン来たよ」と口にしていた大柄な男に話を聞いた。

―「ゴジゲン」とはなんのことですか?どういう次元なのでしょう?
ゴジゲンもうエスタに入ったよ。
―エスタ?
スミックスホールESTAで仕込みやってる。土曜からコーエン。
―コーエン?コーエンとはなんですか?
今週は炊き出しがないから楽?。
―炊き出しをするのですか?
今週はしない。
―ちょっと話がよく見えないのですが、「ゴジゲン」について説明していただけますか?
2006年、慶應義塾大学公認演劇サークル"創像工房 in front of."において結成されたコメディユニットで、2008年4月に正式に独立。主宰の松居大悟が全ての作・演出を手がけるんだよね。ヨーロッパ企画主宰の上田誠氏が「意気の上がらない人たちがワチャワチャするコメディ」と称するように、不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱なシチュエーションコメディを上演しているよ。悲劇的なテーマを、濃密な具象舞台と男子校的会話劇によって、笑えるが優しい世界観へと昇華させるんだ。池袋・下北沢を中心に活動しており、2007年に参加したシアターグリーン学生芸術祭では8団体の中で関東代表に選ばれ、それをきっかけに大阪公演を慣行するなど全国を視野に入れて活動中だぜ。最近は、WebCMの脚本、外部劇団の客演や映像製作など外部活動も精力的に行なっているよ。
―なんでいきなりそんな説明口調になったんですか?
オフィシャルサイトから転載したから。
―は?転載?
こっちの話。
―ユニットのことなんですか?
ユニットみたいね。
―演劇の公演ですか?
うん。かなりお勧めよ。

 聞けば彼は北九州で自称演劇プロデューサーとして活動しているという。彼からもらったチラシには「たぶん犯人は父」というタイトルが書かれていた。今週末、たぶん父が犯人の演劇作品がスミックスホールで上演される。期待したい。

【公演情報】
 ゴジゲン第5回公演「たぶん犯人は父」
 3月14日(土)14時/19時・15日(日)15時 於:スミックスホールESTA